失われる心のヒーローたち
小さい頃から生きることに疲れを感じて何も楽しみを見いだせずにいたのと、影のありそうな人に惹かれる傾向があったから以下の方々は、私の青春を支えていたように思う。
hide(死亡)
MALICE MIZER(解散)
キングオブコメディー(解散)
ガリガリガリクソン(逮捕)
吉澤ひとみ(逮捕)
貴乃花親方(退職)
それにしても私の青春を支えた有名人の華々しい期間は何と短いことか。
半分以上が悲しい結末を迎えていることに、ただならぬ何かを感じずにはいられないが、人間みんな不完全ということで...。
ガッカリコンボ
相方を馴染みのマッサージ店に連れて行き、
施術中の2時間、自分は近所の喫茶店で涼みながら気が乗らない勉強でもしようかと思案していた。
以前生活していた場所ながら、喫茶店には行ったことがないため、Google MAP様に捜索願を出す。
三件のヒット
灼熱の昼下がりをバイクで捜索
1軒目のあたりにたどり着くとオシャレカフェの気配がない。うーん移転している。
諦めずに2軒目…廃業。
まだまだー!3軒目…廃業。
そもそもこういう性格故に、新しいものに挑戦することが著しく苦手な上に、それが実現しないとなると生まれて来なければ良かったとまで考え出す始末。
せっかくの休日なのに、なんて日だ!
写真は道中に見かけた落書き
追想 〜人間不信の始まり①〜
あれは幼稚園の頃だったと思う。
すでに親からの純粋な愛を受けられないまま成長していた崩れやすい心は、違和感の伴う試みにぶつかることになる。
それは、初めてできた家族以外の身近な存在からやってきた。近所の友達二人。(仮にAくん、Bくんとしよう)
彼らとよく3人で遊んでいた。
時々どちらか一方と二人だけで遊ぶこともあった。
ある時Aくんと過ごしていたら、Bくんの話になり、彼は次第にBくんの嫌いなところを私に訴えてきた。
その勢いはいよいよ増して行き、同意を求めて来るようになった。
「なぁ、お前もそう思うだろ⁉︎」
Aくんは年上だったことと、その場の逆らえない雰囲気に押され、私はついに同調してしまう。
同調するまでので鬼気迫る空気は消え、彼の表情や口調は穏やかになり、私は安堵したのを覚えている。
別の日にAくんに誘われて家に遊びに行くとBくんがいた。何となく気まずい思いをしながら和に加わろうとすると、思わぬ展開が待ち受けていた。
続く
ダメージの始まり
幼い頃喘息気味で、特に風邪を引いたときなど痰を絡ませながらゲホゲホ言ってた。
それは、通常愛情を持って憐れむべき我が子の容態のはず…。
ところが父の場合は違っていた。そんな我が子の様子を見て、
「ええい!弱いのう!なしか⁉︎(何故だ⁉︎の意味)」と怒鳴るのだった。
父はアーティストで優生思想者であり、我が子が病弱であることが許せなかったのだ。
私はそんな父が恐ろしかった。それ以降咳が出そうなときは布団に潜って、周りに咳の音が漏れないようにするのであった。5、6歳の頃だったと思うが、自分が親から愛されていないこと、親にとって自分には絶対的な価値がないことを痛感した瞬間だった。
私の心のダメージの歴史が始まった瞬間でもある