TossyAC’s diary

低空飛行ライフ

ダメージの始まり

幼い頃喘息気味で、特に風邪を引いたときなど痰を絡ませながらゲホゲホ言ってた。

 

それは、通常愛情を持って憐れむべき我が子の容態のはず…。

 

ところが父の場合は違っていた。そんな我が子の様子を見て、

「ええい!弱いのう!なしか⁉︎(何故だ⁉︎の意味)」と怒鳴るのだった。

 

父はアーティストで優生思想者であり、我が子が病弱であることが許せなかったのだ。

 

私はそんな父が恐ろしかった。それ以降咳が出そうなときは布団に潜って、周りに咳の音が漏れないようにするのであった。5、6歳の頃だったと思うが、自分が親から愛されていないこと、親にとって自分には絶対的な価値がないことを痛感した瞬間だった。  

 

私の心のダメージの歴史が始まった瞬間でもある